中国・アジアの工場進出情報

2016.3.15 Vol.28 No.5
ビジネスレポート
太田精密金型タイランド
(OTA SEIMITSU KANAGATA THAILAND Co.,Ltd.)

 太田精密金型タイランドは、ダイカストとプラスチック金型の設計・製作で昭和45年に創業している太田精密金型(神奈川県横浜市泉区上飯田町、代表取締役太田國弘会長)のタイ法人。タイでの現在の顧客はすべて日系企業で、2輪向けが75%、4輪向けが15%で、残りは釣り具のリール、船外機(プロペラ)、エアコンのブラケット向けなど。「他社にできない高精度で高品質の金型だと多くの顧客から評価されている」と今野佳一(こんの・けいいち)社長は誇る。2つの辰(竜)が太田精密金型のイニシャルである『OSK』を挟んで昇るデザインの標識を工場入口に貼り付けている。これは太田精密金型の創業者である太田國弘会長が辰年生まれで、日本とタイの2つの太田精密金型(OSK)が発展していく願いを込めたもの。タイ工場の従業員数は75人で日本の本社の従業員は20人とタイが逆転している。今後もQCD(品質、コスト、納期)で他社と差別化を図ることを経営の柱にしていくという。
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