中国・アジアの工場進出情報

2016.3.15 Vol.28 No.5
産業アナライズ<自動車>
中国の「新エネ車」市場をねらえ
日米欧それぞれの勝負どころ

 EV(エレクトリック・ビークル=電気自動車)とPHEV(プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ビークル=外部から充電できるハイブリッド車)の普及に向けた動きが徐々に加速している。欧州メーカーはこの1〜2年で実用モデルの市販を開始し、米国勢も市販計画を進めている。様子見の感が強かった日本勢も急速に慌ただしくなってきた。最大の理由は「恩典」である。EU、米国、中国ではEVとPHEVをCO2排出ゼロに認定し、政府が普及への誘導を行っている。前々号と前号で中国でのEVとPHEVを見てきたが、今回は世界へと視野を広げ、日欧米の自動車メーカーの商品展開と中国での販売計画を俯瞰してみる。おそらく今後3〜4年で中国はEVとPHEVの部品・ユニット生産も活発になるのではないだろうか。その予兆はすでにある。
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