中国・アジアの工場進出情報

2016.3.1 Vol.28 No.4
バンコクレポート
【タイ産業天気図】今年も「晴れ」が少なく
輸出伸び悩みで「内需」関連に期待か

 国家経済社会開発委員会(NESDB)は今年2月15日、今年の国内総生産(GDP)成長率が2.8〜3.8%増と予想し、これまでの3〜4%から下方修正した。社会インフラ整備計画の推進など景気対策、バーツと燃料の下落、観光産業の成長などがプラス要因になるが、GDPの約6割を占める輸出が伸び悩むと予想した。タイの輸出は全体の4割が中国、2割が東南アジア向けで、仕向け先の景気後退から今年は輸出額の増加が期待できない。タイ政府は景気刺激策を決めており、いかに内需を拡大できるかが鍵となる。各業界の見通しを展望してみた。
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