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2015.11.15 Vol.27 No.20
政界人脈
《ブルネイ》5年毎の定期内閣改造
モハメド・ボルキア王子が閣僚退任

 ブルネイのハサナル・ボルキア国王(首相)は10月22日付けで内閣の改造人事を発令(即日発効)した。2010年5月に発足した先期の内閣が5年の任期をすでに満了していることを受けた「定期人事」である。今次の改造人事で外交筋が最も注目したのは、国王の次弟であるモハメド・ボルキア王子が1984年のブルネイ独立以来、務めてきた外相を解任されたことである。外相ポストは、すでに首相・財務相・国防相を兼任しているボルキア国王が追加で兼任する。これで新内閣での王族閣僚はボルキア国王と首相府上級相に留任したアルムタデー・ビラ皇太子のみ。政府への王室の影響力を抑制する人事との論評がある一方で、新内閣では国王父子への権力集中が一段と進んだとの見方も多い。
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