中国・アジアの工場進出情報

2015.9.15 Vol.27 No.16
FOCUS
【ミャンマー】
 ティラワ始動で日系企業の進出加速

 「ミャンマーへの進出は当分考える必要はない」。ミャンマーブームが一段落した後、昨年の春頃まで皆が口を揃えていた言葉であるが、今日現在、この言葉を聞くことは極めて稀になった。具体的な計画の有る無しにかかわらず、同国市場の調査に力を入れる企業も多い。転換点となったのは間違いなくティラワ工業団地の始動だ。初の日本とミャンマーによる官民連携プロジェクトである同工業団地により、同国最大のネックであった基礎インフラ問題が解決されたことで進出計画が具現化。加えて日本をはじめ各国の援助により道路や橋など交通インフラの整備が急ピッチで進んでいることから、周辺での投資も増加しつつある。
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