中国・アジアの工場進出情報

2015.8.1・15 Vol.27 No.14
バンコクレポート
トヨタがタイ関税局を提訴、プリウスの追徴課税で
東南アジアでも賠償ビジネスのリスク拡大か

 トヨタ自動車のタイ法人は6月10日、ハイブリッド車「プリウス」の部品調達をめぐり約116億バーツ(約400億円)を追徴課税されたことを不服とし、タイ税務裁判所に提訴したと明らかにした。裁判所はトヨタの訴えを受理し、8月末から審理を開始する。恐らく日系企業が絡んだ追徴課税では過去最高額で、裁判の行方が注目されている。一部では「中国に続いてタイも賠償ビジネスに手を染めるのか」との観測も出ている。
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