中国・アジアの工場進出情報

2015.8.1・15 Vol.27 No.14
産業アナライズ<化学>
インドの石化事情〜2014年度需要が6%増へ
2015年度需要は10%増と拡大基調継続〜APIC2015より

 インドの石油化学製品需要は2014年度(2014年4月〜2015年3月)見込みで前年度比6%増の3,100万トン超になったようだ。2013年度の実績は4%増の3,000万トン規模で、そのうちポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)の四大汎用樹脂を合わせた需要量は920万トンだったが、これが2014年度には990万トンへと70万トンほど増加。当初計画より1年余り遅れているが、2015年度の石化製品需要は10%増の3,500万トン規模へ、四大汎用樹脂需要は100万トン増の1,090万トンへと、1,000万トンの大台に乗るのは間違いなさそうだ。エチレンコンビナートの新増設計画も遅れ気味だが、2015年度から2016年度にかけて順次立ち上がっていく見通しである。
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