中国・アジアの工場進出情報

2015.7.15 Vol.27 No.13
産業アナライズ<機械>
中国向けで産業用ロボットが好調
人件費高騰で

 産業用ロボットの日本からの中国向け輸出が好調を維持している。高騰するコスト、不足する労働力を補う設備として、需要が急増しているのだ。2014年同国ロボット市場は、前年比で54%増。世界最大市場へと成長している。国際ロボット連盟の予測では、2016年には導入数でも世界1位となる見込み。中国向けビジネスの多くが景気低迷により縮小するなか異例の製品だと言える。

 中国では国策としてロボット産業を育成しようとする動きがあり、今後はアジア新興国メーカーとの競争が激化していく可能性は高い。日本企業も中国における現地生産を相次いで開始している。
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