中国・アジアの工場進出情報

2015.6.15 Vol.27 No.11
バンコクレポート
タイ軍事クーデターから丸1年経過
もたつく経済回復、外資投資も低迷

 タイで軍事クーデターが起きて丸1年が経った。プラユット暫定首相は今年5月22日、全権を掌握して1年経ったことについて、「クーデターを決行していなければ国が崩壊していただろう」と自身の行動を正当化した。しかし、当日は首都バンコクなどで民主化を求める学生などが集会を開き、30人以上が逮捕された。また民政復帰を目指す新憲法案も大幅な改正は避けられない見通し。さらに新憲法は国民投票をする可能性が高く、現在の軍政が今後も2〜3年続くとの見方が浮上している。タイの現状をリポートする。
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