中国・アジアの工場進出情報

2015.5.15 Vol.27 No.9
ビジネスレポート
日本で半世紀、タイで10年 他社との差別化図るKTX

 電鋳(でんちゅう=電気鋳造)技術の応用による高機能金型を開発して国際的にも知られるKTX株式会社(野田太一社長、旧江南特殊産業株式会社、愛知県江南市安良町地蔵51番地、資本金9,390万円)のタイ工場を日本で同社の創業者で旧知の野田泰義会長のタイ訪問に合わせて取材させてもらった。電鋳金型は電気メッキで原形に約3〜5ミリの厚いメッキを施してからメッキした金属層をはがして作る精密金型。KTXでは2004年にほぼ独資のKTXタイを設立、昨年は進出10周年を祝った。2010年5月には同所にプラスチック成形などのKTXプレシジョン・タイランドをKTXグループ9割、マレーシアのクランにある金型メーカーのエべレストプレシジョンが1割出資する合弁会社として設立している。
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