中国・アジアの工場進出情報

2015.2.1 Vol.27 No.2
産業アナライズ<新エネルギー>
世界太陽光発電市場、主要メーカーのアジアシフト進む
14年3Q実績は出荷・売上高で差異/
2014年導入量見込み50GW

 太陽電池メーカー勢力のアジアシフトが進んでいる。2006年ごろからトップ10に中国企業がランクインするようになり、2013年には10社中7社が中国勢と世界市場を中国メーカーが支える構造が鮮明になった。2014年11月にはノルウェーの太陽電池メーカー「RECソーラー」が、中国化学大手「中国藍青集団」傘下の香港投資法人「ブルースター・エルケム・インベストメント」に事業売却することで合意。ハンファグループは2015年2月に「ハンファQセルズ」「ハンファ・ソーラーワン」を統合し、独・韓国の2本社体制でグローバル企業として事業拡大を目指す。2014年の世界太陽光発電導入量は前年比25%増の50GWで、今年も引き続き中国や日本、米国、中南米など新興市場を中心に拡大していくと見込まれている。製品出荷拡大で製造設備増強の動きもあることから、メーカー各社の動きも活発化している。
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