中国・アジアの工場進出情報

2015.1.1・15 Vol.27 No.1
FOCUS
【ミャンマー】外国投資法改正など投資環境整備進む
 ティラワ進出30社達成/日系優遇傾向に期待感

 2011年の民主化以降から急激な経済成長を続けるミャンマーにとって、2014年はASEAN議長国の役務や31年ぶりの国勢調査の実施、相次ぐ外国投資関連法規の改正など、実社会に適応するための事案が多かった。とくに投資関連法規の改正は進出を狙うグローバル企業にとって大きな進展で、その期待感はティラワ経済特区への進出企業数にも表れている。なかでも同国側の日本への期待は高く、外国銀行支店設置認可(9行のうち日系3行)や新規空港計画の再入札、通信事業などで厚遇されている。現状では軽工業・サービス関連での進出が多いが、経済発展に伴いインフラ・エネルギー分野や自動車・家電分野などの参入も進むと見込まれる。日本からの投資規模は上位10カ国からはずれているが、これらを背景に1〜2年内でランクアップできるとみられる。
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