中国・アジアの工場進出情報

2014.12.15 Vol.26 No.22
FOCUS<解剖!インドネシア>
【自動車】
ASEAN最大市場に、生産を各社強化

 インドネシア自動車市場は通年で前年並みの120万台となり、タイを抜きASEAN最大市場となることが確実となった。同国自動車工業会(GAIKINDO)によると、1-10月累計の販売台数は103万台を突破。前年比1.8%増と成長は鈍化したが高水準を維持した。メーカー側もトヨタが合計13兆ルピア(1,170億円)にのぼる長期投資を進めているほか、9月には三菱自動車が6億ドルを投じて新工場建設を表明している。好調に一役買ったのは昨年5月に導入された「ローコストグリーンカー(LCGC)」制度。政府の後押しを受け、輸出拠点としての地位もタイから奪おうとしている。
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