中国・アジアの工場進出情報

2014.12.15 Vol.26 No.22
産業アナライズ<化学>
中東の化学関連投資動向
サウジ/オマーン/カタール/トルコ

 中東における設備投資は、原料や天然ガス等の有資源国としての立場に加え、拡大する新興市場としての側面から、川下製品需要も拡大している。その中でもサウジアラビア、オマーン、カタール、トルコでは特に投資が活発化。数十万トン〜百万トン超のエチレン設備を中核とするコンプレックスが2016〜2018年に多数立ち上がってくると見込まれ、数年内にアジアマーケットに流れ込む中東産品が急増すると予想される。特にサウジでは、ダウやシェブロンフィリップス、ライオンデルバセルといった北米石化企業が多数参画。住友化学もサウジアラムコとの合弁によるペトロ・ラービグ第2期プロジェクトに注力、着実に収益力を上げている。
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