中国・アジアの工場進出情報

2014.11.15 Vol.26 No.20
バンコクレポート
「タイ+1」で注目されるラオス投資
在タイの日系企業がラオスに熱い視線?

 タイに生産拠点を持つ日系企業がラオス進出に関心を寄せている。タイではインラック前政権の2012年に最低賃金が全国一律300バーツに引き上げられて人件費が上昇。かねてからの労働力不足と政情不安もあり、タイを拠点にラオスやミャンマー、カンボジア、ベトナムに生産分散が進む「タイ・プラス・ワン」(タイ+1)に注目が集まっている。特にラオスはタイ語が通じるため、タイ人をトレーナーとして送り込める利点がある。インフラ整備が中心のミャンマー、労働の質が問題となるカンボジア、儲けにくいベトナムを尻目にラオスへの期待が高まっている。
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