中国・アジアの工場進出情報

2014.10.15 Vol.26 No.18
政界人脈
ASEAN各国の農相:プロフィール
「フードバリューチェーン」構築を目指す

 「第36回東南アジア諸国連合(ASEAN)農林大臣会合(36th AMAF)」と「第14回ASEAN+3(日中韓)農林大臣会合(14th AMAF+3)」、および関連実務者会合が9月20〜26日、ミャンマーの首都ネピドーで開かれた。「+3会合」などに出席した日本の西川公也農林水産大臣は、既存の「ASEAN+3緊急米備蓄(APTERR)」および「ASEAN食料安全保障情報システム(AFSIS)」などを通じた、ASEAN地域の農業発展と食料安全保障の強化に一層貢献していくとの日本政府の方針を説明。その上で新たに、食産業における高品質・健康・安全などの日本の「強み」を生かして、生産から加工、流通、消費に至る「フードバリューチェーン(FVC)」の構築をASEAN地域でも官民連携で推進していくことを表明した。FVC構築への日本の取り組みに対するASEAN側からの支持と期待は各会合の共同声明に明記された。日本のこれら対ASEAN農業施策の具体化における(西川大臣の)各国カウンターパートを紹介する。
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