中国・アジアの工場進出情報

2014.10.15 Vol.26 No.18
ビジネスレポート
タイの賃貸工場最大手TICONの
賃貸工場進出の約7割が日本企業
近く550平方米のミニ工場のレンタルをスタート

 純粋なタイ企業であるタイコン・インダストリアル・コネクション株式会社(略称TICON)は、製造業がタイで土地を購入し工場を建設するのではなく、短期間で操業開始できる賃貸工場の提供を目的に1990年に設立されている。TICONの子会社でタイのレンタル倉庫業界では最大手のタイコン・ロジスティクス・パーク(TPARK=TICON Logistics Park Co., Ltd.)などからなるTICONグループは、タイ証券取引場(SET)にTICON Industrial Connection Plc. (TICON)の名前で上場している。このほどTICONのウィラパン・プンケト(Virapan Pulges)社長(Managing Director)はバンコクの本社で筆者と単独会見、賃貸工場への入居企業の69%(賃貸工場入居企業は221社で内152社が日系企業)が日本企業で残りが欧米など、と明らかにし「日本企業の比率はさらに増える」と語った。日本政府も後押しするような形で日本の中小企業を中心としたタイへの投資がクーデター後の暫定政権下の現在でも続いている。
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