中国・アジアの工場進出情報

2014.10.15 Vol.26 No.18
クローズアップ
台湾自由経済モデル区、第2段階が近く始動
桃園航空城計画は今年7月に都市計画審査を通過

 台湾政府が2012年に打ち出した「自由経済モデル区」は、経済自由化措置による経済改革政策の1つ。2013年8月に第1段階が開始し、6港・1空港の自由貿易港区を中心に各種優遇措置が設定されている。なかでも桃園国際空港を軸とした物流・産業開発計画は、今年7月に審査を通過したことから、本格的な開発に着手する。すでに近鉄エクスプレスなどが大型倉庫を整備、保税区の優遇措置を生かした物流サービスを開始している。日中関係の悪化で台湾を経由した大陸展開を目指す日系企業の動きも活発化しており、同国としても日系を含む外資企業を積極的に誘致し輸出主導型経済構造からの脱却を目指していく。
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