中国・アジアの工場進出情報

2014.10.1 Vol.26 No.17
産業アナライズ<物流>
食品物流、東南アジア域内で整備進む
カンボジア向け陸路低温サービス開始/タイ拡充の動き

 東南アジアの内需拡大を受け日系流通・外食企業の進出が相次いでおり、域内における食品物流の重要性が増してきている。高温多湿な気候から輸送中の温度管理はもちろんのこと、越境時の積み替え対応も必要不可欠だ。これら需要の高まりを受け日系物流各社も現地体制の強化に動いており、タイでは倉庫の拡充が相次いでいる。またメコン地域における今後の需要拡大を見据え、クロスボーダー輸送の動きも本格化。これら地域の小売・外食市場の拡大には食品物流体制の整備が欠かせないことから、今後ますますサービス拡大が進んでいくと見込まれる。
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