中国・アジアの工場進出情報

2014.9.15 Vol.26 No.16
産業アナライズ<機械>
台湾工作機械メーカーが攻勢
友嘉実業のハブ構想に日本メーカー組み込み進む

 今年5月、老舗の工作機械メーカー池貝が、台湾の工作機械大手「友嘉実業集団」(フェアフレンドグループ、台北市)に買収された。池貝は2001年に民事再生法の適用を受け、2004年から中国の重電大手「上海電気」の出資を受け入れ経営再建を進めてきた経緯がある。友嘉は上海電気が保有する池貝株65%の大半を取得し、傘下に収めた。池貝は日本の工作機械産業の礎を築いた名門メーカーとして知られ、上海電気に買収された時には業界を超えた衝撃を日本の産業界に与えた。今回は中国企業→台湾メーカー、ということもあり、それほど大きなニュースとは捉えられなかったようだ。
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