中国・アジアの工場進出情報

2014.7.15 Vol.26 No.13
目黒教授の東南アジア市場参入・必勝セオリー
〜技術とビジネスモデルをどう生かすか〜
第7回:参入戦略構築のためのマインド・セット(1)
 〜“トレーディング発想” vs. “バリュー発想” 〜

 これまで6回に渡り、筆者独自の基準を用いつつ、東南アジアの消費市場を「先行アジア諸国(成熟期)市場」と「後行アジア諸国(成長期・未同質化)市場」に類型化してきた。戦略というものは一般に、これを出来る限り単純化し、パターン化しておいた方が再現性が高く使い易い。とは言え、環境条件の違いを無視して同じ戦略をいつまでも用い続ければ、無駄なマーケティング費用がかさみ、海外事業はやがて窮地に陥る。我々は、あらかじめ類型化した海外市場のタイプに応じて、複数の(多過ぎない)戦略を構築しなければならない。
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