中国・アジアの工場進出情報

2014.6.1 Vol.26 No.10
バンコクレポート
緑茶飲料イチタンがスピード上場
日本メーカーはタイで生き残れるか

 タイの緑茶飲料メーカー、イチタンが発足3年8カ月でスピード上場を果たした。同社は緑茶飲料の市場シェアでトップを奪取しており、2013年に68億バーツ(1バーツ=3.15円)だった売上高は2年以内に100億バーツを突破する見込み。オーナー経営者のタン氏は、緑茶や日本食ブームを起こしたオイシ・グループの創始者としてタイでは有名な人物だ。同社を同業他社に売却した後、2010年に新会社を設立していた。イチタンの急成長はタン氏の経営手腕に負うところが大きいが、東南アジアの飲料市場が拡大している証拠でもある。日本企業も熱い視線を送っている。
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