中国・アジアの工場進出情報

2014.3.15 Vol.26 No.5
Foreign enterprise in Asia
Foreign enterprise in Asia

[中]中国石油化工集団
石油精製販売部門を民営化
 中国石油化工集団(シノペック)は2014年2月19日、ガソリンスタンドといった石油精製販売部門について民間企業に開放することを決定した。最大30%の出資比率の範囲で民間企業の資本参加を認める。中国では鉄鋼や石油化学、銀行といった主力分野は国営企業が展開しており、民間企業経営を圧迫しているなどの批判が高まっている。今回の方針決定は中国政府による国営企業民営化の動きに先行した形で公表された。今回開放する部門については、国内ガソリンスタンド3万532カ所(2013年末)と国内最大規模の販売店を有しており、精製油供給ネットワークは1万q、貯蓄能力は1,500万m3、2013年の取扱量は1億6,500万トン、小売量は前年比3.8%増の1億1,400万トン。
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