中国・アジアの工場進出情報

2014.1.1・15 Vol.26 No.1
FOCUS
【台湾】中国経済影響し弱含みも2%台回復に期待
ECFAに続きシンガポールとFTA締結

 2014年の台湾経済は中国経済動向に大きく影響を受けそうだ。2013年の実質GDP成長率は消費・投資が伸び悩み1.7%前後と2年連続で2%を下回る見通し。世界経済の緩やかな回復傾向に伴い輸出環境が改善すると見込まれるが、中国の生産能力過剰や企業間競争激化といった課題が残るため、今年も力強い経済成長は難しい状況といえる。一方、中国とのECFA(両岸経済協力枠組協定)の協議の進展、シンガポールとのFTA(自由貿易協定)締結による経済効果に期待が寄せられている。また同国にとって日本は外資投資額第2位の重要国。エレクトロニクス関連分野を中心に、今後も積極的な投資・誘致が続くと予想される。
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