中国・アジアの工場進出情報

2013.11.15 Vol.25 No.20
産業アナライズ<化学>
拡大するアジアの紙おむつと部材市場
需要増加シェアの獲得に各社増設急ぐ

 紙おむつ市場が活況だ。乳幼児用おむつは新興国の経済成長を背景に高い成長を見せているほか、大人用おむつについても軽失禁用製品の普及や高齢化などに伴い先進国で需要が拡大している。日本では1980年代に布おむつに変わって急激に存在感を増し、現在の乳幼児用の浸透率は8割以上、実質的にはほぼ100%とみられる。紙おむつは嵩高で輸出にコストがかかるため、需要地の近くで生産するのが各社の方針。紙おむつメーカーに加え、不織布や高吸水性樹脂など紙おむつの構成部材を手がける化学メーカー等も海外生産体制を整備しており、アジアを中心に新増設が積極化している。
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