中国・アジアの工場進出情報

2013.10.15 Vol.25 No.18
産業アナライズ<自動車>
自動運転「ロボットカー」実現を
虎視眈々とねらう中国

 自動運転車、いわゆる「ロボットカー」の実用化に向けた動きが世界各地で活発化している。車両に「目」となるセンサー類を取り付け、そこから得た情報をコンピューターが処理し、道路に沿って安全に、ほかのクルマや障害物にぶつからないように走ることができるクルマを開発しようというプロジェクトである。日米欧それぞれが自動車産業を中心にロボットカー実用化をねらっているが、もっとも熱心なのは米国である。ねらいはズバリ「軍事技術への転用」で、国防総省が主催するDARPA(ディフェンス・アドバンスド・リサーチ・プロジェクツ・エージェンシー)が実質的なイニシアチブを握っている。そして、軍事転用という点では中国も熱心だ。人民解放軍国防科学技術大学など、普段は自動車産業に関係のない組織の活動がこの分野で目立つ。ロボットカー実現のための要素技術では日本企業の蓄積は大きい。しかし、国家プロジェクトとして本腰を入れそうな中国が意気込みではリードしそうな気配がある。
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