中国・アジアの工場進出情報

2013.10.1 Vol.25 No.17
投資環境スタディ
<進出企業動向:エヌ・ウェーブ>
バス運賃徴収システムをICT化
 ICカード導入で現地バス会社運営改善に寄与

 バングラデシュ国籍のエンジニアリングスタッフ採用を機に同国での事業展開を開始した「エヌ・ウェーブ」(東京都千代田区)は、ソフトウェア開発を手掛ける中小企業だ。同社は2009年、人口増加や都市化が進み交通混雑が慢性化している首都ダッカでバスの料金徴収システムとしてICカードを導入し、現場運用システムの効率化・運賃収入増加に結び付けた。新興国特有のビジネススピードや政治情勢に左右されやすいビジネス環境においても、人との縁とフットワークの軽さを武器に事業を根付かせる努力を積み重ねている。大手企業によるBOPビジネスに注目が集まる中、同社の取り組みは日本の中小企業の技術が新興国で有効活用できることを証明する好例といえる。
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