中国・アジアの工場進出情報

2013.10.1 Vol.25 No.17
クローズアップ
日系商社、タイ製糖企業に相次ぎ出資
ブラジルに次ぐ砂糖輸出国/グローバル戦略拠点として重視

 住友商事とグループ傘下の日新製糖は、タイ製糖企業「カセタイ・インターナショナル・シュガー」への出資を決定した。ブラジルに次ぐ世界第2位の砂糖輸出国のタイを砂糖事業の戦略的地域と位置付け、出資を機に今後需要増加が見込まれる東南アジアでの事業拡大を目指す方針だ。長年事業子会社・三井製糖を通じ同国で砂糖事業を展開している三井物産も、今年2月に現地大手「コンブリ・シュガー」の出資を完了し経営体質強化・技術力向上に向けた支援を開始した。世界の砂糖需要はアジアを中心とする新興国の経済発展・人口増加で成長が続いている一方、輸出余力がある生産国はブラジルや豪州、タイなどに限定されている。各社とも今後の消費地となるアジアでの調達拠点を確保することで、海外展開に弾みを付けたい考えだ。
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