中国・アジアの工場進出情報

2013.10.1 Vol.25 No.17
産業アナライズ<環境>
環境省、排水処理技術でアジア展開支援
実地実証試験案件で中国、ベトナムでの2件採択

 環境省が排水処理技術に特化したアジア進出支援事業を進めている。2011年度からスタートした「アジア水環境改善モデル事業」は、アジアにおける排水処理関連法の不備や不適切な執行による市場の未成熟性や技術スペックの差、それに伴う相対的なコスト高などにより日系企業の参入案件が少ない排水処理市場に着目し、FS(事業化調査)や現地での実証試験事業を支援することを目的としている。初年度の2011年度には5件のFS案件を採択し、今年度は建設技術研究所などによる中国・江蘇省での農村地域での汚染浄化システム、積水アクアシステムなどによるベトナムでの有機排水処理システムの2件について現地実証試験事業として採択した。インフラ整備が伴う上下水道分野だけでなく、地域特性を考慮した水質改善技術を通じた日系企業のアジア進出を狙う。
全文(PDFファイル)全文(HTMLファイル:図表含まず)

全文閲覧はAMR購読者限定のサービスです >>> まずはAMR無料サンプルを
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved