中国・アジアの工場進出情報

2013.9.15 Vol.25 No.16
バンコクレポート
国営タイ石油のLPGプラントが緊急停止
石化生産に影響か、再発したエネルギー危機

 国営タイ石油会社(PTT)の天然ガス分離プラントが落雷で故障し、8月14日に緊急停止した。再開には3〜5カ月かかる見込み。同プラントは液化石油ガス(LPG)やメタンガスなどを生産している。タイでは調理用ガスの100%がLPGとなっており、またタクシーやトラックなども割安なLPGを燃料に使っている。さらに石油化学プラントもLPGを原料に用いている。このためPTTガス分離プラントの一時停止がタイ経済に影響を与えるのは必至。天然ガスへの依存度が高いタイのエネルギー脆弱性を再び見せ付けられた格好だ。
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