中国・アジアの工場進出情報

2013.9.1 Vol.25 No.15
クローズアップ
自動車用安全部品各社、相次ぎ増産打ち出す
ASEANでの新車アセスメント・プログラム導入で需要増見込む

 エアバッグを中心としたセ−フティーシステム製品(自動車用安全部品)の増産計画が相次いでいる。アジアを中心とした新興国での自動車生産台数の拡大に伴い、エアバッグの装着率が上昇しているためだ。また先進国で進んでいるNCAP(新車アセスメントプログラム)のASEAN地域での導入により自動車安全基準が引き上げられることから、同地域でのさらなる需要拡大が期待されている。すでに欧米や日本、韓国では装着率は100%に近く、世界市場でも8割に達している。今後の需要は新興国向けが中心となることから、各社とも同市場での普及を目指し供給体制拡充に加え低コスト化などの取り組みが今後も活発に続くと見込まれる。
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