中国・アジアの工場進出情報

2013.8.1・15 Vol.25 No.14
産業アナライズ<化学>
旭化成ケミカルズのシンガポール拠点をみる
アジア戦略で重要性が拡大/コストや人材確保が課題

 旭化成ケミカルズは、シンガポールの製造拠点をアジア展開の重要拠点として拡大させている。従来は日本とシンガポールの2拠点体制だったエンジニアリング・プラスチックの変性PPE(ポリフェニレンエーテル)「ザイロン」の生産体制を2011年にシンガポールへ集約。2013年7月には、同社初の海外合成ゴム拠点となるS−SBR(溶液重合スチレンブタジエンゴム)の新工場を竣工させた。シンガポールへ立地したポイントは、整ったインフラとジュロン島内にある多数の石化メーカーからの原料調達、そして需要国である東南アジア各国への至便性だ。しかし、その一方で同国で事業拡大を図るためには、インフラコストや人材確保などの面で課題も抱えている。
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