中国・アジアの工場進出情報

2013.7.15 Vol.25 No.13
バンコクレポート
インラック首相は難局を乗り切れるか
コメと自動車市場が崩壊、王党派との対立も

 タイのインラック政権が2011年8月に誕生し2年が経った。2006年9月の軍事クーデター後では最長内閣となる。同首相の支持率は安定しているものの、最近は反タクシン派の小規模な集会が多発し、何となく嫌な雰囲気になってきた。また農民支援のため再開したコメ担保制度は赤字が膨らみ、コメ価格引き下げに踏み切ったため、農民が抗議集会を開くなど八方塞となっている。インラック首相は長期政権になるとの見方がある一方、年末の総選挙も近いとの観測が浮上している。インラック政権の近況を報告する。
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