中国・アジアの工場進出情報

2013.6.15 Vol.25 No.11
ビジネスレポート
中国広東省で日系大手向けに精密部品製造で起業したモンゴル人

 広東省の町で偶然にも中国の内蒙古自治区(内モンゴル)出身の若手起業家と知りあった。日本人に間違いないと感じて話したこの人は、合実業公司という日本企業向け部品メーカーの若手社長である包(BAO)海龍氏で1979年3月生まれ。広東省の深の観瀾鎮に中小企業の工業団地として知られる『テクノセンター』があり、同センターが2012年7月に20周年を祝ったことをその直後のAMRで紹介したが、包海龍社長の合実業公司は現在の『テクノセンター』と同じ町にメインの工場を構え従業員80人で日系大手のプリンターメーカーにシャフトを供給しているメイン工場の他、広東省で計3社のグループ企業として操業している。同氏は大学卒業後にこの『テクノセンター』の事務員として働いていたころがあり、退職後に技術もわかる経営者になった。現在も同じ場所で操業しているのは2002年3月にこの付近で独立して現在の工場を立ち上げたことに関係している。独立すれば最初の仕事が『テクノセンター』入居企業から来ることが決まっていたことをきっかけに独立、実際に工場が立ち上げる時点では広東省の日系企業数社の顧客を獲得できたことから現在の工場が順調にスタートできたという。
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