中国・アジアの工場進出情報

2013.6.15 Vol.25 No.11
産業アナライズ<環境>
日本の温室効果ガス排出量、2011年度は13億800トン
議定書目標は達成見込み/中国・韓国では排出量取引制度導入

 2011年度の温室効果ガス排出量実績から推定すると、日本は2008年度から2012年度までの京都議定書第1次約束期間の削減目標(基準年比6%減、削減量7,500万トン)を達成できる見通しだ。単年度での排出量は基準年比3.7%増、前年度比でも4.0%増加しているが、森林吸収量目標と京都メカニズムクレジットを加味すると、4カ年平均で基準年比9.2%減少している計算になる。産業・家庭部門などでの削減取り組みだけでは難しいため、森林吸収減対策や京都メカニズムを活用し、目標達成を確保した状況といえる。政府では2013年以降の対策として削減ポテンシャルの向上に取り組む方針を示しており、中国や韓国で導入が決定している排出量取引制度の導入を本格的に検討していく方針だ。
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