中国・アジアの工場進出情報

2013.5.15 Vol.25 No.9
産業アナライズ<自動車>
第15回オート上海商品分析・その1
ローカル銘柄のターボ車が売れ始めた中国

 4月下旬に開催された第15回上海国際汽車工業展覧会(オート上海)は、会場である上海新国際展覧中心の施設がほぼ完成したため、過去最大規模での展示となった。直角三角形の3辺に並んだ17棟の展示館と中庭スペースを合わせると、展示規模は東京モーターショーの優に3倍はある。ひとりでも多くの有料入場者を動員したいという出展者の要望から、報道公開日は従来の2日間から1日に短縮された。会期2日目はチケットが通常日の2倍の100元となる特別公開日だが、朝から会場前には入場者が殺到した。出展規模と動員数では、もはや東京は上海に及ばない。しかも、さまざまな自動車の流行が同時多発的に起きているため出展内容はじつに多彩である。なかでもことしの目玉は、各社のSUV(多用途レジャー車)と、外資と中国との合弁会社による独自ブランドの出展だった。ことしは年間2000万台が確実視され、完全に米国市場が追い付けない領域に入り込もうとしている中国の自動車市場について、オート上海を中心にその傾向と将来動向を探る。
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