中国・アジアの工場進出情報

2013.5.1 Vol.25 No.8
安積敏政のアジア経営戦略講座
=第21回= 
 ASEANの地域統括の課題と展望

はじめに
 企業経営視点から「21世紀のあるべき地域統括会社の課題と展望」を5回シリーズで考える第2回は、ASEAN(東南アジア諸国連合)の地域統括である。日本企業のアジアへの本格進出は、まず1970年代のASEANを中心とした東南アジアであり、ついで1980年代の中国、そして1990年代のインドへと続いていく。時間をかけて現在の姿に発展したASEANの地域統括会社、短期間に急成長した経済の中で試行錯誤の中で設立された中国の地域統括会社、事業拠点数が2000に近づき、新たな課題として登場したインドの地域統括会社、そして2015年前後には米国、欧州のGDP(国内総生産)を追い抜く拡大アジア(日本、中国、インド、ASEANなどを包含するアジア諸国)の地域統括会社が全社課題として出てきた。ASEANの地域統括会社の問題は現地進出する企業側の視点と、外資を誘致する現地政府側の視点の両方から鳥瞰すると理解しやすい。
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