中国・アジアの工場進出情報

2013.5.1 Vol.25 No.8
バンコクレポート
タイの自動車販売がマイナス成長に
国内市場は縮小し、生産はほぼ前年並み

 タイの自動車販売に「黄色信号」が点滅している。今年1月の国内販売は12万5817台、2月は12万9910台となり、好調だった2012年12月の14万4676台から減った。1、2月は洪水の影響を受けた前年同期から大幅増となったものの、政府の新車購入優遇措置が昨年末で終了し、国内販売に陰りが出ている。3月末に開幕したバンコク国際モーターショーの予約販売は約4万台となり、主催者が予想した6万台を大幅に下回った。昨年12月初めのモーター・エキスポで前年比3倍増となる8万5904台が売れたのが嘘のような急落ぶりである。日系各社は今年の国内販売が120万台となり、過去最高だった143万6335台から16%減少すると予想した。しかし、今年下半期のさらなる下振れが懸念されている。タイの自動車産業は調整期に入った。
全文(PDFファイル)全文(HTMLファイル:図表含まず)

全文閲覧はAMR購読者限定のサービスです >>> まずはAMR無料サンプルを
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は鰹d化学工業通信社に帰属します。
(C)The Heavy & Chemical Industries News Agency, all rights reserved