中国・アジアの工場進出情報

2013.4.1 Vol.25 No.6
ビジネスレポート
インフラ整備でインドシナを結ぶラオス

 ラオスは1997年からの15年間に渡る検討、議論を経て2013年2月1日にWTO(世界貿易機関)に正式加盟した。閉ざされた国(Land Locked Country)だったラオスだが、「東西回廊」などの道路や関連施設、工業団地などのインフラを整備し、周辺インドシナを結ぶ国(Land Linked Country)へと変貌中。海にまったく面しない内陸国であるラオスは、カンボジア、ミャンマー、タイ、ベトナム、中国(雲南省)という大メコン圏すべての国と国境を接している。タイとは言葉も文化も近い関係にあり、経済関係も歴史的に大きかったが、最近の道路インフラなどの整備から中国、ベトナムなど他の周辺国との関係も大きくなってきている。しかし他国のトラックや物資の通過国として通行料をとるだけでは、道路の補修費用さえ賄えない。そこでラオスはタイやベトナムのように外資工場や、カジノを含む観光施設の誘致に動き出している。水力発電という再生可能エネルギー資源が大きいこともラオスは投資国にアピールしている。
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