中国・アジアの工場進出情報

2013.3.1 Vol.25 No.4
安積敏政のアジア経営戦略講座
=第19回= アジアの税務戦略(2)
−どのように節税するのか−

はじめに
 前回の第18回アジア経営戦略講座(2月1日号)では、なぜアジアでの税務戦略、とりわけ節税戦略が重要になるのかという背景を具体的に説明した。経営視点から見れば、アジアでは3つの税務戦略が重要となる。1つ目は、アジアに多数存在する現地法人の実効税率をいかに合理的かつ合法的に引き下げるかという節税戦略である。2つ目は、法人所得税の節税による純利益の最大化の後、その利益処分としての配当課税をいかに合理的かつ合法的に節約するかという節税戦略である。3つ目は、中国をはじめとするアジア各国政府が外資に攻勢を強める移転価格税制への対応策である。本号では1つ目の実効税率引き下げによる節税戦略にフォーカスして、「どのように節税するのか」という方策について取り上げる。
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