中国・アジアの工場進出情報

2013.2.1 Vol.25 No.2
バンコクレポート
タイ、16年に自動車の新税制導入へ
−CO2ベースでピックアップ販売に影響か−

 タイ政府は2012年12月18日の閣議で、16年中にも導入する自動車の新しい税制を承認した。物品税の課税ベースを現在の排気量(エンジン容量)から排出する二酸化炭素(CO2)量に変える。そのまま適用すればほぼ全モデルで3〜10%の増税となる見込み。最も大きな影響を受けるのは、タイ市場で50%前後の市場シェアを持つ1トン・ピックアップ・トラックで、現在3%に優遇されている税率は5〜7%に上がる。2012年のタイ国内の新車販売は約143万5000台となり、前年の約80万台弱から急成長した。タイ政府が導入した新車優遇措置が追い風となった格好だが、新税制は逆にタイの自動車業界の成長にブレーキをかける恐れがある。
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