中国・アジアの工場進出情報

2013.1.1・15 Vol.25 No.1
FOCUS
アジアリスクが顕在化

 2012年はアジアリスクの深刻さを改めて思い知らされた年となった。これまでアジアリスクは、近い将来に約束された晴れの前の一瞬の曇りのようなもので必ず乗り越えることができるものだった。至近では一昨年のタイ洪水が好例であろう。あれだけの経済的、経営的ダメージを受けても見事に復活を遂げ、成長しようとしている。しかし今年、いくつかあったチャイナリスクとインドリスクについては、現地駐在員の頑張りや一企業の経営努力ではいかんともしがたいと感じさせるものが多く存在した。
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