中国・アジアの工場進出情報

2012.10.1 Vol.24 No.17
産業アナライズ<自動車>
2015年に年販40万台へ
マツダ中国事業の第2ラウンド

 マツダの中国事業が大きく変わる。さきごろ中国政府は、長安汽車、米・フォード、マツダの3者合弁事業だった長安フォードマツダの分割を承認し、同社は長安フォードと長安マツダとに分割されることになった。マツダの意思でコントロールできる中国合弁生産拠点を初めて得たことで、2015年に年間40万台という中国での販売目標を掲げた。15%出資というマイノリティの立場だった長安フォードマツダから独立したマツダは、おそらく50対50の対等出資で長安マツダを立ち上げることになると思われ(9月24日現在未発表)、初めて中国での商品計画を主導できるようになる。一方、中国の老舗である第一汽車とマツダは、一汽海南汽車および一汽轎車のふたつのプロジェクトで深い関係がある。生産では合弁事業を展開していないが、この一汽の両社はマツダから商品の提供を受けているほか販売協力も実施している。中国大手の2集団と提携するマツダの中国事業は第2ラウンドに駒を進めることになる。
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