中国・アジアの工場進出情報

2012.8.1・15 Vol.24 No.14
バンコクレポート
国営タイ航空のLCC国際線が就航
ドンムアンを第2の国際空港として利用

 国営タイ航空の格安航空(LCC)サービス「タイ・スマイル」が7月7日、バンコク−マカオ便を就航させた。航空業界におけるLCC勢力の拡張は今後も続くと予想し、ドル箱路線である国際線におけるサブ・ブランドとして新規参入した。タイは年間1900万人超の外国人が訪れる観光国であり、日本や中国、韓国などの東アジア路線が「生命線」を握っている。また2015年に発足する東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済統合(AEC)により、近隣諸国からの搭乗者増が期待できる。タイ航空にとってLCCへの進出は必然だったと言える。しかし同社は国営企業であり、社長人事など過去に何度も揉めたことがある会社。果たして時代の変化に柔軟に対応できるか危惧する声が早くも出ている。
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