中国・アジアの工場進出情報

2012.6.15 Vol.24 No.11
産業アナライズ<環境>
サントリーとトヨタ、上海市に環境緑化事業合弁設立
都市・工業化進む都市部需要見込む/シンガポールが先行国

 サントリーとトヨタ自動車が上海市で屋上・壁面緑化事業を開始した。経済発展に伴う急激な都市化が進んだ沿岸都市部はヒートアイランド現象が起こりやすくなっており、中国政府も第12次5カ年計画において緑化事業を推進していく方針を示している。新会社では両社の技術・製品を融合させ、現地ニーズに対応した屋上・壁面・駐車場緑化工法を提案し2015年売上高10億円を目指す方針だ。これまでアジアでの緑化事業は植栽などが中心だったが、今後は環境に加え省エネの観点からも建築物への緑化対策ニーズが高まる可能性がある。異業種2社の事業化に期待と注目が集まっている。
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