中国・アジアの工場進出情報

2012.5.15 Vol.24 No.9
バンコクレポート
現実味を帯びてきたタイの「電力危機」
小規模発電事業者(SPP)へのシフト続くが

 タイの「電力危機」が現実味を帯びてきた。4月8日から同17日までミャンマーから輸入する天然ガスの供給が途絶えたため、発電量が5600メガワット(MW)減少し、民間各社に昼休みを2時間に延長するよう要望する事態が起きた。ミャンマーのガス田休止は点検保守が目的で、一時的な節電とはいえ、タイ湾で発電所向けの天然ガスを自給するタイにとって「異常事態」であることに変わりはない。その天然ガスはそう遠くない時期に枯渇する心配がある。また、タイ国内の発電所建設は地域住民の反対運動で思うように進展しておらず、将来のエネルギー・リスクを指摘する声が出ている。
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