中国・アジアの工場進出情報

2012.5.1 Vol.24 No.8
産業アナライズ<化学>
輸出力を拡大するタイの石化産業
中国向け汎用樹脂輸出が100万トン突破

 タイからの汎用樹脂輸出量が急増している。最もポピュラーなプラスチックであるポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)といったポリオレフィンとポリスチレン(PS)やABS樹脂といったスチレン系樹脂、これらに塩化ビニル樹脂(PVC)を合わせた汎用樹脂のトータルでは、2011年に中国がタイから輸入した量が前年比24%増となり100万トンを突破、日本などを追い抜いて5位に浮上した。さらにポリオレフィンのみに限定すると、やはり前年は7位だったが、2011年ではサウジアラビア、韓国に次ぐ第3位国に急浮上している。近年、ポリオレフィンプラントの新増設を果たし、輸出能力を大きく拡大したタイの石油化学産業をみていく。
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