中国・アジアの工場進出情報

2012.4.15 Vol.24 No.7
ビジネスレポート
生命力ある野菜作り モロヘイヤ麺はタイから世界市場へ
日本人経営の「ハーモニーライフオーガニック農園」の活躍

 タイでオーガニック農法による野菜作り、同農法の普及、関連商品の開発と販売などに取り組んでいるのが日系企業のハーモニー・ライフ・インターナショナル株式会社(本社バンコク)。創業者で代表取締役を努める大賀昌(おおが・しょー)氏は1999年から農薬と化学肥料を一切使わないオーガニック農法で「環境と健康によい」をテーマにした野菜づくりをハーモニーライフオーガニック農園(Harmony Life Organic Farm)を基地として取り組んでいる。同農園はバンコクから車で2時間ほどのカオヤイ国立公園のカオヤイ山脈の海抜400メートルの山麓にあり、開園当初で50ライ(約8万平方メートル)、現在では70ライある。厳格な審査で知られる米国オーガニック認可のUSDAを2011年に取得している。農園ではタイ各地から有機農法を研修したいタイ人を受け入れているが、2011年にはカンボジア政府からも、世界遺産であるヒンドゥー寺院があるプレアビヒア地域(タイとの国境紛争が絶えない地域としても有名)でオーガニック栽培を始めるための指導を依頼され、同政府の農業指導員8人をハーモニーライフオーガニック農園に来てもらい、40日間のオーガニック農法の指導を実施したなど、タイの周辺国へもオーガニック農法の普及活動の輪を広げている。
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