中国・アジアの工場進出情報

2012.4.15 Vol.24 No.7
トピックス
浙江省杭州市、水の都から総合観光都市に
世界遺産登録で飛躍目指す/海外客狙い積極誘致

 浙江省の省都・杭州は中国8古都の1つで、かつては呉越国と南宋の首都として栄えていた。杭州市の中心にある西湖は、「西湖十景」(13世紀の南宋画院に描かれた景観画)に代表される四季折々の湖畔の風景、文化史跡などが楽しめ、蘇州とともに中国国内の観光名所として毎年多くの観光客が訪れる。2011年6月にはユネスコ(国際連合教育科学文化機関)に世界遺産として登録されたことで、観光産業の発展に大きな弾みがついた。杭州市政府では観光業を主要産業の1つに位置づけ緑化対策や施設整備を進めるとともに、対外的な誘致活動も積極的に実施。海外観光客数第3位の日本にも定期的に来日し、杭州の魅力をアピールしている。日本では観光地としての認知度がさほど高くないが、来訪者数は年々増加。上海からも高速鉄道で1時間、成田・関西からの直行便デイリー化など交通面での利便性が向上していることから、日本人観光客増加の余地は大きい。
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