中国・アジアの工場進出情報

2012.3.15 Vol.24 No.5
FOCUS
フィリピンのビジネスリスク
「危険」はウソか本当か/税制などの未整備も問題に

 日系企業の進出先として再注目されるようになったフィリピンであるが、この波が「ビッグウェーブ」とならない最大の理由は「危険性」であろう。昨年10月に住友商事の合弁バナナ農園「スミフル・フィリピン」が新人民軍(NPA)の襲撃を受けたように日系企業が巻き込まれる例もあり、テロや民兵による脅迫など日本企業としては「耐えられない」と考えるのも、ある意味当然であろう。一時5,000人にまで減少したと言われたNPAが再び復活の動きを見せ、外国企業を対象に革命税の徴収を続けている、という事実もある。
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